雑誌『ユリイカ』2015年7月号(6月27日発売)は七尾旅人 特集号

update : 2015.06.26

9784791702916.MAIN.jpgのサムネイル画像雑誌『ユリイカ』2015年7月号(6月27日発売)は七尾旅人 特集号!


6月27日発売の雑誌「ユリイカ」2015年7月号で、約200頁に及ぶ七尾旅人の特集が掲載。


表紙及び口絵は、写真家 齋藤陽道による撮り下ろし。ソロ・インタビュー、宇川直宏との対談を始め、
豪華執筆陣によるエッセイやアンケート、ひらのりょうによるイラストなどで構成される七尾旅人総特集と
なっています。


ぜひお買い求めください。


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『ユリイカ』 2015年7月号 特集*七尾旅人


( 発売日=2015年6月27日 価格=1300円(税別) )


青土社HP( http://www.seidosha.co.jp/index.php?9784791702916

既存の音楽ジャンル、性別や年齢、時間と空間、あるいは人間と動物といった境界線を取り払い、自我を超えて複数化する音楽を生み出し続ける七尾旅人。
本特集は七尾旅人の「歌の力」とは何かを描き出そうという試みであり、そうして聞こえてくる潜在的な小さな「声=歌」の物語とともに、今後の行く先を照らし出す。


表紙及び口絵は、齋藤陽道による撮り下ろし。


磯部涼によるインタビューでは、現在制作中のアルバムの話から始まり、これまでの活動を通して、七尾旅人の考える「歌」の本質と、そのあり方に迫る。
また、DOMMUNEの宇川直宏との対談を掲載。現代文化の担い手として七尾旅人の活動を見守ってきた二人の交流史を軸に、歌とポップカルチャーを巡るさまざまなトピックについて語り尽くす。


さらに、坂田明や友部正人、吉本ばなな、柳美里、豊田道倫、石橋英子、やけのはら、青葉市子などの七尾旅人に関するエッセイ、小林幸子や岡村靖幸、石野卓球、坂口恭平、髙城晶平ら、11人へのアンケート「歌の響き合うところ」を掲載。論考には細馬宏通、陣野俊史、柿谷浩一などが名を連ねている。


■特集内容


特集*七尾旅人
──無数の声が「うた」であることの最初の証明


【口絵】
太陽に/と歌えば...!/七尾旅人feat.太陽 写真=齋藤陽道


【インタビュー】
未分化の"歌"に惹かれて/七尾旅人 聞き手=磯部涼


【シンガーソングライターの肖像】
ニューヨークで会った七尾旅人/友部正人
この世に約束というものがあるとしたら/豊田道倫
巨大な塊/やけのはら


【対談】
畸形化したオルタナティヴ・アイコン/宇川直宏 七尾旅人 司会=九龍ジョー


【来たるべき"うた"のために】
圏と星座 アルバム『リトルメロディ』の声/細馬宏通
二つの「長さ」について 『911FANTASIA』を聴く/陣野俊史
七尾旅人君の事/梅津和時
夢の底から響く歌/柳美里


【イラスト】
TELE○PORT/ひらのりょう


【溢れだす音と音のあいだに】
ともにある音の自由な運動/坂田明
旅人との旅/山本精一
七尾旅人がひかりを照らすもの/石橋英子
不意に湧き出る歌 七尾旅人のイノセンス/柳樂光隆


【息をのんで、あるいは......】
どこにいても、やつがうたえば、七つの尾はかがやく。/原田郁子
旅人さん/吉本ばなな
怪物のうたごえ/青葉市子
聞こえざる声に耳を澄まして/寺尾紗穂


【アンケート】
歌の響き合うところ
(小林幸子、いとうせいこう、岡村靖幸、石野卓球、ヴィーナス・カワムラユキ、坂口恭平、櫻井響、HUNGER(GAGLE)、環ROY、中村 中、髙城晶平)


【何十億もの声を聴いて】
七尾旅人作詞「ice cream」に溶け込んだ山下智久と...... 「歌」と作詞を考えるために/柿谷浩一
七尾旅人 困難な歌/河野聡子
漂泊者の風情 声/グルーヴ/ソウル・ミュージック/野田 努
叙情と異装/湯山玲子
七尾旅人がアンファンテリブルだった頃/柴那典


【資料】
七尾旅人ディスコグラフィ 全身音楽家七尾旅人の旅路/志田歩