2016年07月09日 (土曜日)
「兵士A」朝日新聞デジタルの記事についての補足

「兵士A」朝日新聞デジタルの記事についての補足
 
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 観念的な「戦争やめよう」にはピンとこない 七尾旅人インタビュー
http://digital.asahi.com/articles/ASJ765TG9J76UCVL01R.html?rm=818
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7月7日の朝日新聞デジタルにて、「兵士A」についての取材をして頂きましたが、新聞メディアゆえ原稿チェックがなく、僕が実際に発言した言葉と文中の言葉に多少の差異があります。今作は微妙な問題を扱った内容で、記事公開と同日に発売日を迎えたばかりでもありますので、下記、最小限だけ補足をさせてください。

取材をしてくださった記者、板垣麻衣子さんへの批判の意図はいっさいありません。年下の明晰で情熱的な記者さんで、新しい感性を持ち、日本の今後や、新聞報道の現状についても、強い問題意識を抱えておられ、僕自身、大いに触発され、励まされもして、たいへん意義深い時間でした。
この板垣さんに対して、全面的に感謝しています。

20年近く音楽に携わって来て気づいたことですが、どんなに経験豊富な優れた方がインタビュワーでも、長尺の対話が要約され記事にまとまる過程で、実際の発言との間に意外と大きな差異が出てきます。そこを少し整えて本来的なニュアンスや心情に近づけるために原稿チェックという最終的な事実確認の機会があるものと理解しています。「原稿チェック不可」という新聞系メディア全体の伝統的なルールには今後も一定の敬意を払いますが、今作に関しては、作品の性質上、すこしだけ補足をさせてください。

執筆くださった板垣麻衣子さんには本当に申し訳ありません。取材からわずか3日間ほどのあいだに心のこもった記事を2本も、仕上げてくださった。対話中には「こんな記者さんがいるのか」という驚き、話し終えた後は、初対面にもかかわらず、懐かしい友人のように見えました。音楽や文芸をこよなく愛する方でした。

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〔補足〕

★90年代終わりに冷戦構造が崩れて
※80年代の終わりです。 

★米ソ間の安定していた時代とは全然違う
※米ソ間(西側陣営、東側陣営)の対立の拮抗により、ある意味では安定していた時代
(実際はこの時代の軍事的緊張度はきわめて高かったですし、じっさい多くの人々の血が流されました)

★自慢だったロンゲを丸刈りにして、自衛官の服を着て演じました。
そのほうがみんな目を向けてくれるんじゃないかと思って。
※自慢だったロンゲ、の部分は、明るい雰囲気だったこの日の取材現場で、すこし冗談めかして語った部分が採用されたものと思われます。(もともとロンゲといえるほど長髪ではないので) 兵士A公演をやるにあたって、自衛官の相貌により近づけるため、そして覚悟を固めるために断髪したのであって、注目を集めるためにしたのではありません。おそらく僕の語り方が曖昧であったために生じた齟齬と思われますので以後気をつけます。

★虚構の舞台の上で信じてきた、かりそめの「平和」です。そこを突くような作品をつくりたかったんです。
※と要約していただいてますが、そこを突くだけでなく、その疑念を顕在化させて、本当の平和について思考し始める契機のひとつとなるような作品を作ってみたかったということです。

★日本の戦後の思想史は、「右派」と「左派」が敵対しながらもある種もたれあう共犯関係にありました。ここ10年、そのイデオロギー対立を追い越すスピードで現実が動いています。
※(これは補足ではありません)まったくその通りです。混迷を極める2010年代ですが、こうした認識を持つ若い世代の記者さんが現れていることに希望を感じました。この共犯関係がどこか上滑りした空虚な議論ばかりの状況を生み出してきたと思います。たとえば、安保体制が消失して米軍が日本国内から撤退した場合、国際政治的にも経済的にも思想的にも極めて巨大な変動が生じますが、その場合、日本がどのような形で生存し得るか、など、政治やアカデミズムやジャーナリズムの領域の方々に複数のシミュレートを示して頂きたいことはたくさんありますが、こうした情報はめったに得られません。僅かな例外を除いてほとんどの方々が、沖縄などに負担を負わせながら米国の保護下に在り続けることを暗黙の前提としてきたからでは? 現在の私たちが、そして近未来の日本人が、どのように生存し、どのような精神で生きるか。極めて重要な問題です。

★自衛隊という最小限の犠牲で、今までの日米安保体制を維持できますよ、という話。これまでの自民党政権を踏襲しているだけです。安倍さんをファシスト呼ばわりして、引きずりおろしても何も変わらない。
※戦後70年にわたるアメリカと日本の官僚および政権による出来レースの繰り返しの踏襲です。安倍氏をファシスト、ヒトラーなどと呼ぶのを時おり目にしますが、それは一種の過大評価だと思っています。彼は、米国から、時勢に合わせてコントロールしやすい小さな手駒と目されているだけです。念のため付け加えれば、僕個人としては安倍政権も彼らの憲法改正草案もまったく受け入れられません。米国追従による大儀なき派兵に従事する一定数の自衛官という最小限の犠牲を供物にして、おおむねこれまでと似た安寧な生活を維持できると考える日本人全体の無意識があるとすれば、それもいっさい受け入れられません。

★今の時代の戦争のリアリティーを多面的に盛り込みたいというのはありました。スーダンの少年兵も出てきますが~
※「少年兵ギラン」ではコンゴの少年兵を描きました。

★民間軍事会社にアウトソーシングして、無人攻撃機でテレビゲームのように人を殺している。
※民間軍事会社や、ウォーボット(無人攻撃機など)、あるいは子ども兵、グローバルテロリズム。21世紀の戦場における新しい要素であるこれらについて個別にお話しましたが、この文ではそれが一体化していました。文字数制限の中で、なるべく僕の発言を採用しようとして、そうしてくださったのだと思います。実際のところ、現在の民間軍事会社が請け負う業務は後方支援やインテリジェンス、兵器メンテナンス、軍事訓練などがメインであり、無人攻撃機での爆撃を担ってはいないです。

★でも、ぼくは政治を音楽に取り込んでいる意識は一度もありません。これをどうしても書こう、という曲を集めていったらこうなるだけなんです。
※ふりかえってみれば「政治決定からは取りこぼされてゆくもの、隠されてゆくもの、排除されてゆくもの」を歌ってきた気がします。

★だから、原発で不始末があると「誰が責任者だったんだ」と一斉に攻撃する。
※あれだけの事態が生じたのだから、市民による批判や意思表明はあってしかるべきだと思います。ただ、さまざまな分野の作り手たちが生み出した作品の多くまで素朴な批判や風刺に終始したことには強い焦燥をおぼえ、震災後の、いろいろな試みにつながっていきました。原発事故直後の原発立地町村の方の相貌をとらえた「圏内の歌」や、そうした一家族の歩みから日本の戦後史のある側面を記述した「ぼくらのひかり」など。

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以上です。板垣さんには大変失礼しました。
自分自身がまだまだ「兵士A」という作品のややこしさに戸惑っている状態です。それゆえ説明は容易でなく、錯綜して話さざるを得ない部分があり、記事にまとめるのは大変だったと思います。初期段階の取材として板垣さんのような真摯なインタビュワーと遭遇し、考える契機を得たことは、幸運だったと思っています。

2016年03月31日 (木曜日)
4/11 七尾旅人、初めてのエレキギターによるLIVE!

2016年4月11日 渋谷7th FLOOR
 
七尾旅人×electric guitar


〈敵性音楽〉
 
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〈このイベントについて〉
先日たまたまハードオフに行ったら1万円ちょいのエレキギターを手に入れたので、いらつく街をチョイスして、弾いてみることに。しかし、これ何?ガットギターより尖がってるし、硬いし、重量あるね。狩りに使えそう。えっケーブル繋がないとデカイ音でないの?アンプってなに?面倒くせえ。よくわからないが4/11までに使い道を考えよう。あっ落雷、直撃、鳴りました~これ。いいじゃん。おまえも感電しろ。つまんねー国。つまんねー連中。つまんねー御託。音楽なめてんじゃねえぞ、タコ。雷撃、電撃、爆撃、そこらじゅう音で吹き飛ばす、サウンド・テロル・ワークショップ。アンプくれるやつと医者を募集中。ドラマーとして誰よりもアグレッシブな打撃音を叩き出すあの○○も殴りこみ。春だなー。
 
〈このイベントについて(日本語版)〉
先日ハードオフに行ったら突然エレキギターが好きになったので、勇気を出して人前で弾いてみることにしました。初めてのことで右も左もわかりませんが、楽しんで頂けるよう頑張ります。これまで20年のあいだアコースティックギターのアルペジオだけを禁欲的に繰り返してきた私ですが、やっと皆さんの前でエレキギターが弾けるのですね。感激しています。サポートドラマーとして誰よりもロックンロールなあの方が登場してくださるかも?今から緊張感!
 
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19:00 OPEN 19:30 START
前売り¥3,500 当日¥4,000

メール予約:ticket@1fct.netまで[お名前、連絡先、枚数]を明記の上、ご予約ください。100名限定。このような公演は2度とやらないかもしれません。お早めに。

2016年03月20日 (日曜日)
「はじめぼくはひとりだった アンコール!」

5月21日(土)

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「はじめぼくはひとりだった アンコール!」
出演:友部正人、七尾旅人、大野悠紀(oono yuuki)
会場:横浜「BankART Studio NYK Kawamata Hall」
〒231-0002 神奈川県横浜市中区海岸通3丁目9
開場18:00 / 開演19:00
チケット代:4000円 
予約方法について:こちらのメールアドレスに「はじめぼくはひとりだった アンコール!」というタイトルで、お名前、電話番号、必要枚数を明記の上、ご送信ください。 info@1fct.net 
(友部さんの奥様による手作りチケットもBankART Studio NYKにて引き続き販売中です。)
問い合わせ 045-663-2812
http://www.bankart1929.com/index.html
 
 
友部正人
1950年東京生まれ。高校卒業後名古屋の路上で歌い始め、72年「大阪へやって来た」で
レコードデビュー。以降コンスタントにアルバムをリリースし、ライブも精力的に行っている。
最新作「ぼくの田舎」(2013)まで23枚のオリジナルアルバムを発表。
詩集、エッセイ集など著書も数多く刊行し、最新詩集は「バス停に立ち宇宙船を待つ」(2015)。
2015年にミディレコードからベスト盤「ミディの時代」 (CD2枚+DVD1枚)を発売。
 
七尾旅人
1979年高知県高知市生まれ。シンガーソングライター。98年デビュー。
オールジャンルの猛者が集う異色の即興イベント「百人組手」や、全世界の貧困地 域、紛争地域の
作品を募る配信システムDIY WORLDなどを主催。毎日いろいろ作る。その模様は主にtwitterで報告中。
 
大野悠紀
1983年高知県宿毛市生まれ。
2003年より東京で音楽活動を始め、2010年にkitiレーベルより1stアルバムを発表。
以降インストを中心に演奏する大所帯バンドと、弾き語りの2つの形態で活動を続ける。
2015年全編弾き語りのアルバム『夜と火』を発表。
 
<イベント概要>
今年の1月、敬愛する友部正人さんを、僕と大野くんの故郷である高知県にお招きして、イベントを作らせて頂きました。 http://tavito.net/blog/201512130.php だいじに温めて来た夢が叶ったのです。これまで自分がオーガナイズしてきた中で最高と呼べる、異様な密度をたたえた空間になりました。そのライブの直後、今度はなんと友部さんからお誘い頂く形で、横浜BankARTでの続編が決まりました。「はじめぼくはひとりだった アンコール!」 これは夢の再演です。 (七尾旅人)

2016年01月04日 (月曜日)
新年のご挨拶とお詫び(右手首を骨折しました)

新年のご挨拶とお詫び
 
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明けましておめでとうございます。
 
年明けからこんな書き出しで恐縮なのですが、
実は1月2日の夜に右手首を骨折しました。
 
蓄積疲労のせいか、機材を運んでいる途中、
誤って階段から転落しました。
受け身をとりましたが、右手に全体重がかかってしまい、
激痛がやまず、救急病院へ向かったところ、
骨折にて全治3カ月の診断を受けました。
調子が良ければ1ヶ月半でギプスは取れるようですが、
その後、完全に元どおりになるまでさらに1ヶ月半とのこと。
 
この少なくとも一ヵ月半の間は、通常どおりの弾き語り演奏が不可能になりました。
 
救急病院から帰宅後、しばし呆然としました。まさか折れてるとは思わなかった。
ついひと月ほど前にも、怪我をしました。
近い将来、数十年ぶりの一人目の戦死者となるかもしれない自衛官の青年に扮した「特殊ワンマン兵士A」で、
鉄パイプとドラム缶による即興演奏の最中に負傷し、
終演後、右手が使えなくなり、それがようやく完治しかけていたところでした。
あの時は腱鞘炎で済んだため、添え木を外しながら、
だましだまし、仕事を続けることが出来ましたが、
今回は、手のひらから上腕全体まで
ギプスでおおわれ、固定されているため、
使い物になりません。
 
今月は幸いライブ本数こそ少ないものの、
敬愛する友部正人さんにオオノユウキくんを引き合わせるため企画した高知公演など、
思い入れ深いイベントがならんでいます。
申し訳なさと、情けなさで、いっぱいです。
 
震災後から、情勢の悪化と連鎖するようにしてとどめようもなくふくらんだ私的な行き詰まりを打破するために、
今年は、生活やリリースの仕方を思い切って一変させようと計画していた矢先でもありました。
 
目の前が真っ暗になりましたが、
ここで気落ちしてしまうと
後がないので、
片手だけでも拾える音を、探していくことにしました。
 
片手でしか探り当てられない音があるのでは?
怪我から3日を経て、そう感じ始めています。
 
せっかくの新年なのに、こんな報告で申し訳ないので、三が日を終えて祝賀モードが引いてからアップしようと思っていました。
 
皆さんの2016年が素敵な1年になることを心から祈ってます。
 
自分はこれを良い機会と捉えて心身ともに見直そうと思っています。
 
間の抜けたスタートとなってしまいましたが、昨年以上に妥協なく音楽と向き合っていくつもりです。
本年もどうぞ宜しくお願いします。
 
七尾旅人

2015年12月18日 (金曜日)
1/30高知にて友部正人×七尾旅人×オオノユウキ

2016.1.30(土曜日)
友部正人×七尾旅人×オオノユウキ
「はじめぼくはひとりだった」

 
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会場:高知CARAVAN SARY
 
開場:18時半  開演:19時
チケット前売り¥4000(Drink代別) 当日券¥4500(Drink代別)
 
予約方法:(受付開始12/19(土)10:00より。120名限定)
★LOWSONチケット番号 Lコード 64860
★電話予約 088-873-1533(15時〜23時)
★MAIL予約 sary@gakkido.jp
お問い合わせフォーム
https://www.gakkido.jp/sary-support/mail.html
 
〈このイベントについて by 七尾旅人〉
同じ高知出身のミュージシャン、オオノユウキくんが素晴らしい弾き語りアルバム「夜と火」を完成させたことをきっかけに彼と話していたら、友部正人さんの影響で歌い始めたことがわかりました。僕自身も10代の頃から友部さんの大ファンで、歌い続けるほどにますますルーツとして意識する憧れの方であり目標です。故郷を離れて、それぞれに音楽を追いかけてきた僕たちが、ここへ来て、このような機会を持てること、心から嬉しく思います。「はじめぼくはひとりだった」このタイトルは僕たちが共通して大好きな友部さんの歌からお借りしました。二度とはない特別な夜になります。お楽しみに。

 
 
〈出演者について〉
 
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■友部正人
1950年東京生まれ。高校卒業後名古屋の路上で歌い始め、72年「大阪へやって来た」でレコードデビュー。以降コンスタントにアルバムをリリースし、ライブも精力的に行っている。「ぼくの田舎」(2013)まで23枚のオリジナルアルバムを発表。2015年12月にベスト盤「ミディの時代」をリリースしたばかり。詩集、エッセイ集など著書も数多く刊行し、最新詩集は「バス停に立ち宇宙船を待つ」(2015)。
 
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■七尾旅人
1979年高知県高知市生まれ。シンガーソングライター。98年デビュー。オールジャンルの猛者が集う異色の即興イベント「百人組手」や、全世界の貧困地域、紛争地域の作品を募る配信システムDIY WORLDなどを主催。毎日いろいろ作る。その模様は主にtwitterで報告中。
 
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■大野悠紀 オオノユウキ
1983年高知県宿毛市生まれ春野町育ち。13歳の時友部正人のライブを見て衝撃を受けギターを初める。2010年にファーストアルバムをkitiレーベルから発表。弾き語りで全国を回りつつ、インストゥルメンタルを中心に演奏する大所帯バンドでも活動。2015年、全編ギター1本弾き語りによる3rdアルバム『夜と火』を発表。発売日に牧野植物園にてライブを行う。

2015年10月22日 (木曜日)
11/8 百人組手番外篇「歌でトークショウ」@京都

11/8(日)
百人組手番外篇「歌でトークショウ」

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〈イベント概要〉
敬愛する細馬宏通さんをお招きして、歌のみでトークショウします。挨拶も会話もぜんぶ歌、歌、歌。普通の喋り方は禁じ手にさせて頂いて、歌化(歌回帰)した言語のみでコミュニケーションを行い、僕の長年の夢である歌で喋る惑星に一歩近づこうと思います。きっとお互いの持ち曲もたくさん飛び出すとは思いますが、百人組手の歴史の中でもかなりハードコアな内容のため、何が起きるかさっぱりわかりません。でもきっと笑いや発見に満ちた1日になるのではと想像しています。よかったらぜひ遊びに来て下さい。限定70席。世界中の歌がはらむ驚きや哀しみを知り尽くした細馬さんでなくては、お願いできない内容でした。異星人2人だけで、ひっそりと演ります。(七尾より)

会場:京都「公○食堂」
〒604-8416
京都市中京区西ノ京星池町213
GROWLYビル3F
 
(公○食堂さんもう営業されてないそうなのですが、この日のために無理やり空けてくれました!以前「人間になるリハーサル」というハードコアなワンマンをやらせて頂いたお店です。深く感謝。)
 
時間:16:00 OPEN / 17:00 START

料金:¥4,000- (70名限定)(ドリンク代別途¥500-)

出演:
七尾旅人
細馬宏通

予約:GROWLY
075-366-6369
kps@growly.net

2015年08月04日 (火曜日)
新サイト「DIY WORLD」 世界地図&ロゴイラスト、募集

「DIY STARS」のシステムをつかって開設するウェブサイト「DIY WORLD」のメインページとなる世界地図&ロゴイラストを募集します。(最下段に募集要項あり)

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〈DIY WORLD 概要〉
このサイトは世界中の貧困地域、紛争地域に入って支援を続ける方と良き出会いがあったら、現地の方々の声、歌、絵、写真などの作品をお預かりして配信リリースし、その収益を現地へ全額、戻します。
 
現在はアフリカ、モザンビークのスラム、ペンバにて献身的な支援を続ける「モザンビークのいのちをつなぐ会」の榎本さんとやり取りしています。

貨幣価値に差があるので、こちらで1万円でも収益が出れば、そのお金を戻したときに、やれることは多く、いろいろな可能性が出てきます。
(zipに収まるものであればなんでも配信可能で、値段設定はもちろん、買い取り価格を購入者が自由に変更できるため東日本大震災での震災孤児・遺児支援のため開設された「DIY HEARTS」では、1ファイルが10万円で購入されるケースもありました。)

レコード産業がリードする20世紀型のポップシステムが半ば以上崩壊して中心軸を失った音楽界ですが、日本中、世界中の多様な音楽がオンラインあるいはオフラインでますます力強さを増しながら鳴り響き続けていることを、私たちは前の時代以上に、鮮明に知っています。

同時に、冷戦の終焉からアフガン、イラク戦争を経て、パックスアメリカーナに影が兆すなか紛争は広範囲に拡散し世界情勢もまた混迷を極めていますが、今という困難な時代はこれまで光が当たりづらかった世界の片隅から、思いがけない閃きや福音が立ち現れて来る、奇妙な希望を抱えた時代でもあります。

21世紀に入ってから、動画共有サイトなどで、遠く離れた国の、けしてプロミュージシャンではない子供たちやお年寄りの歌声を聴いて、あるいはSNSを介して、遠くの街の友達の絵や文章や写真に触れて、まるでちいさなひかりを受け取ったかのような、静かに高揚した気持ちになる、そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。なかなか出会う契機の無かった人に、言いようもない身近さを感じてしまう瞬間。命の感触に触れるとき。DIY WORLDでは、息づかいが伝わるような作品を介することで、ステレオタイプな貧困のイメージを越えて、少しでも素顔に触れられるような空間を作ってみたいのです。

向かい風は激しい。でも、このような時代だからこそ試みることが出来る新しいチャレンジが、たくさん現れて来ています。

このサイトはそんな願いのひとつです。

DIY WORLDは、世界中のスラムや戦場から、それぞれの歌が希望に向けて渡るための、小さな回路を、橋を架けたいと願います。

手探りの始まりですが、見守って頂ければ嬉しいです。


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〈募集要項〉
下段に参考資料としてスタッフが集めてくれた世界地図を幾つか貼っておきます。少し迷いましたがこの資料のように日本列島は極東に、アフリカとヨーロッパが中央に来る形式のものを使いたいと思います。

最終的になるべく良い解像度でスキャンしたいので出来ればスケッチブックのような大きめのものに描いてください。ひとつではなく何パターンかの地図を採用させて頂き、ランダムに切り替え表示する予定です。DIY WORLDロゴも自由な発想で描いて頂けたらと思います。(ロゴは、地図とは別の紙に描いて頂けた方がありがたいです)

描きあがったらこちらのメールアドレスに送って下さい。
send@diystars.net
その際、メアドなどの連絡先と、もしtwitterアカウントをお持ちならそちらも記入お願いします。
採用の方には別途連絡し、大きい解像度のファイル、もしくは現物をリクエストする流れになります。

8/11でいったん募集を締め切らせて頂きます。

皆さんの想像力を織り込みながらこのサイトを完成させていけたらこんなに嬉しいことはないです。宜しくお願いします。


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2015年07月15日 (水曜日)
兵士Aくんの歌

兵士Aくんの歌

アルバム用に作っている曲ですが
良くない状況なので
共有することにしました。

ちいさな歌ですが
役に立てることがあったら使って下さい。




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〈歌詞〉

1人目の彼はどんな人だろう 1人目の戦死者Aくん
1人目の彼はどんな人だろう 何十年目の戦死者Aくん

彼は僕の友達 あれは僕の弟 彼はわたしの彼 あれはわたしの子

1人目の君はどんな人かな 野球好き? それとも ラジオが好き
1人目の彼はどんな人だろう 1人目の戦死者Aくん

彼は僕の友達 あれは僕の弟 彼はわたしの彼 あれはわたしの子

僕たちは ある朝ニュースで君のことを知る
しばらくのあいだ 君の名前は隠される
最初の数ヶ月 君の名は英雄の呼び名となり
そしてやがて 君の名前は 当たり前のものになる
Aくん Bくん Cくん Dくん

 わたしは失うのか  あなたを失うのか
 この国は失うのか  ここで失うのか
 わたしたちは失うのか  誰を失うのか
 この国は失うのか  ここで

1人目の君は何を見るだろう 1人目の戦死者Aくん

1人目の君はどこにいるだろう この国の どこかで まだ 君が生きている

2015年04月02日 (木曜日)
ストリッパーのおねえさん(仮) 新曲歌詞

昨夜、高知のホテルで明け方ふとできた歌。
 
帰ってきたから、上京当時の10代の頃のことを思い出したのかも?
 
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ストリッパーのおねえさん(仮)
 
<歌詞>
 
上京して 2年目   引越し先の雑居ビル
声かけてくれるのは一人だけ  隣の部屋のおねえさん
ストリッパーのお姉さん 隣の部屋のおねえさん 

ストリッパーのおねえさん 時々たずねてくるヤーさん
もしかしたら彼氏なの 全身刺青のヤーさん
その夜には激しいからみあい ぼくのギターまで揺れている

いつも廊下で すれちがう  気だるそうな おねえさん
ぼくのダサい服を からかったあと  「ちゃんと食べてるの?」って聞く
ストリッパーのお姉さん 隣の部屋のおねえさん 

おやすみの日のおねえさん 時々遊びに来るヤーさん
そのあとなんかに すれ違うと 聞いてもないのに言うんだ
「暴力的だとモテないよ あんなになったらモテないよ」
「鈍感すぎたらモテないよ でも細かすぎてもモテないし」
「これ 愛されたくて そのせいで 整形した 顔なの」
「愛されたくて 喜ばせたくて 整形した 顔なの」
ストリッパーのおねえさん 隣の部屋のおねえさん 

クリスマスイブの夜  隣の部屋から破壊音
次々に壊されてゆく ぼくのギターまで揺れている
荒れ狂ってる おねえさん ひとりぼっちで暴れてる
食器をどんどん投げ捨てて ガラス窓を蹴破って
悲しい声でわめきちらす 言葉になり損ねた言葉

ストリッパーのおねえさん 元の顔も 見たいな
とっても言えないことだけど 元の顔も 見たいな
昔のちいさなあなたが 笑う顔を見たいな
昔のちいさなあなたが 泣いてる顔を見たいな
ストリッパーのおねえさん 隣の部屋のおねえさん 
隣の部屋のおねえさん 

2015年03月31日 (火曜日)
4/4高知、急遽ワンマン決定

2015年 4月4日
七尾旅人ワンマンライブ
「Come to my house」

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〈イベント概要〉
ふと高知で演奏したくなったので決めました。
急ですが、よかったらぜひ遊びに来てね。
自分の部屋に友人を招いてるような感覚で
いろいろ演れたらと思っています。

P.S.
4/6に東京でもワンマンするよ。
くわしくはこちらで。
http://t.co/dCTDq5dR97


〈会場〉
Bar attic (バー アティック)
高知市帯屋町1-14-18 3F  090-8699-6965

〈時間〉
開場 16:30
開演 17:00
終演 19:00頃

〈料金〉
前売り3500円(+1drink)
当日4000円(+1drink)

〈予約方法〉
mailにてチケット申し込み可能です。
お名前、人数を sary@gakkido.jp まで送信してください。
会場入り口にて前売り料金でご案内させて頂きます。