2018年03月21日 (水曜日)
国府達矢の15年ぶり復活アルバム「ロックブッダ」が今日、発売になった。

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国府達矢の15年ぶり復活アルバム「ロックブッダ」が今日、発売になった。

これに関しては客観的になれない。

彼と出会ったのが18歳。まだほんの子供だった。音楽業界の末端で、ズタボロだった頃、人間味のある彼との出会いは、自分にとって大きなものだった。
やがて、苦境にある姿を見て、手伝いをしなくてはと思ったのが20代の序盤で、その後911fantasiaで彼を取り上げたり、書いたり、百人組手してみたり、配信システム作ったり、国府達矢の不在を強い契機の1つとしながら現行のオルタナティブと接触し、その先の風景について考えていった。そうして僕自身も少しずつ成長していった。

今作のほぼ完成したデモを聴いたのが震災の翌年だったろうか、その時点でレーベルスタッフの理解を得てリリースの全面バックアップを決意したが、彼が心身の健康を取り戻し、もういちど音楽家として世の中に出て行く体勢が整うまで、さらに幾つかのプロセスを潜った。

長かった。でも年月の重みに押し潰されることなく、むしろますます輝きを増している国府達矢の音楽を聴いていると、彼と関わって来てよかったなと思う。

あとはリスナーに委ねるだけ。
誰かの耳を信じ、放つとき。
怖くもあるし、楽しみでもある。


★国府達矢 "薔薇" (Official Audio)
https://youtu.be/JBqe4eWwql0

★ロックブッダ、リリースinfo
http://1fct.net/news/post-7086