2017年05月07日 (日曜日)
勝井祐二さんと フェルナンド・カブサッキさんのこと

 
勝井祐二さんと
フェルナンド・カブサッキさんのこと
 
(ライブは5/8 明日です よかったらぜひ)
 
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勝井祐二さんのヴァイオリン・ソロアルバムが聴きたくなって、ずっと探していたのだが、度重なる引っ越しで潜ってしまい、なかなか出てこない。(自分のアルバムも出てこない。まあそれは出てこなくて構わないのだが)
 
after war / before war
 
あれは即興なのか、それとも楽曲だったのか、
たびたびお目にかかる機会があったのに、
まだお聞きしたことはなかった。
楽器ひとつでこんな壮大な空間が生み出せるのかと、
20代の頃、学ばせてもらった作品だ。
 
カブサッキさんにも同様の恩義があり、
(具体的にはこれまで何度も書いたので省くが)
ある時点で僕の意識を確かに変えてくれた方である。
  
年に一度このお二人と相対することは、
その理屈抜きの楽しさはもちろん、
自分の成長を計る意味でも、得難い機会だと捉えている。

 
 

2017年05月02日 (火曜日)

気管支の不調が一ヶ月あまり続いて
思うように歌えずいらだっていたが、
春の訪れとともに症状が緩和し、
それにつれて他の色々のことも、徐々に良い方向へ向かっている気がする。
 
このひと月
カントゥス太田美帆さん、飴屋法水さん
そして河合宏樹くん、齋藤陽道くんとの打ち合わせなど、
精神に活気を与えてくれる特別な時間を幾つか得た。
 
現在、音響担当として参加中のホルガさんの展示が大評判なのは、
とりわけ励みになった。
 
http://tavito.net/blog/201704425hpdecoquizzical-elephant.php
 
始まってまだ1週間目で、この後も会期はしばらく続くが、
展示作品は大幅に売れてしまい、追加の制作に追われているようだ。
(多くの作家と異なり型紙を用いず全てゼロから作るため、そうとうキツイだろうけど、
 この先なにが生まれてくるか本人にもわからないという状況は、スリリングだ)
 
針と糸で縫い続けて17年。
次々に唯一無二の動物たちを生み出すそのイマジネーションは間違いなく世界レベル。
(会場でいろんな国の著名な作家さんの作品を見たけれど、やっぱりホルガは飛び抜けて素晴らしかった)
これまで一部の熱いファンに支えられつつも、才能に見合う評価を受けている感じはあまりしなかったが、
そんなのどこ吹く風で、
誰に媚びることもなくけろっと生きているのが、
この人のいいところだなと思う。
 
今回の展示で新たにquizzical elephant作品の魅力に気づく方が増えるとうれしい。