My Best of 七尾旅人

GhostS

初めて勤めた介護施設で仲良くなった女の子と大雪の中ドライブしているとき、カーステから「ルイノン」が流れ出したとき「こわい」ってその子が泣いたこと。
「ガリバー2」の「冷たい汗」のところでボリューム毎回フルテンにしてたら、スピーカーが飛んだこと。
初めて一人暮らしをしたとき、CD2枚入れることのできるコンポに「ヘヴンリー」を突っ込み永遠リピートしていたので、今でも「大きなベイベ」とかを聴くと、先住者が焚いていた白檀の匂いが蘇ること。
インディペンデントで介護施設を始めた頃に、同じようなやつらが集った祭のティーザーに「I Wanna Be A Rockstar」が使われてて発狂したこと。
その祭にいた奴らが、ひとり、またひとりとおかしくなっていったとき、「あたりは真っ暗闇」が響いていたこと。
結局負け続けて、じぶんがなにをしているかわからなったときに「Everything is gone」しか聴けなかったこと。
たいせつなひとがこの世から旅立ったときに初めて意味がわかった「Almost Blue」。
で、この間家族旅行に行った時、道中偶然流れ始めた「八月」に、14歳の娘が「ええ歌やな、これ」と言ったこと。
まだまだあるし、これからもある。